重曹を使った茶渋の簡単な落とし方!汚れたコップ・急須・やかんが驚くほどキレイに!

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毎日お茶やコーヒーを飲んでいると、いつの間にかコップや湯のみに茶渋が付いちゃうんだよね。

コップマグカップ湯のみ、それに急須などの茶渋って気になりますよね。

茶渋は「ステイン」と呼ばれる着色汚れのことで、体には無害なんです。

でも、お茶を入れようとしたコップに茶渋が付いていると、やっぱりあまりいい気分ではありません。

キッチンハイターに浸けると、茶渋がキレイに取れるのは知ってるんだけど、あの臭いがどうも嫌いなんだよね。

キッチンハイターなどの塩素系漂白剤は、コップや急須の茶渋を取るには効果的なのですが、「あの臭いが苦手で・・・」という方は多いですよね。

そこで今回は、塩素系漂白剤を使わずに、よりナチュラルで安心な「重曹」を使った茶渋の落とし方をご紹介します。

それでは、続きをご覧くださいね♪

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重曹を使う際の注意点は?




重曹を使う際、少しだけ気をつけたいことがあるので、まずは注意点をご説明します。

ゴム手袋を使用する


重曹は弱アルカリ性で、比較的手が荒れにくい素材ですが、できるだけゴム手袋を使用するのがおすすめです。

特に、この記事でご紹介する「お湯に溶かして使用する方法」の場合、アルカリ度が高くなり手が荒れやすくなるのでゴム手袋を使いましょう。


食品用の重曹を使う(より安全性を求めたい場合)


重曹は安全性が高い素材なので、コップなど口にするものの洗浄に向いています。

重曹は純度の違いで【薬用→食用→工業用】となっていて、工業用より食用の方が安全性が高くなります。

食器の茶渋落としに使う場合、洗濯や掃除などに使う工業用のもので大丈夫ですが、「口にするものだし、掃除用のものを使うのはちょっと心配・・・」と感じるときは、食用のランクの重曹を使うとより安心ですね。



ちなみに重曹は、100円ショップ、スーパー、ドラッグストア、ホームセンター、通販など、身近なところで手に入ります。

食品用は食品売り場に、洗濯・掃除用は洗剤売り場にたいてい置いてあります。



こちらは先日ダイソーで購入したものです。洗濯・掃除用品の売り場に置いてありました。

350g入で108円ですが、重曹のヘビーユーザーではないので、私はこれくらいの量があれば結構長く使えます。

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重曹を使ったコップ・湯のみ・急須の茶渋の落とし方





ここからは、重曹を使った具体的な茶渋の落とし方をご説明していきます。


【用意するもの】

  • 重曹
  • スポンジ(アクリルたわしがベスト)
  • (頑固な茶渋の場合)→コップや急須などが浸かる大きさのもの
  • ゴム手袋


【やり方】

◎軽い茶渋の場合

  1. 食器を水で濡らして、重曹を振りかけます。
  2. スポンジでこすって、最後に水で洗い流します。

重曹には研磨作用があり、その研磨作用で茶渋を落としていきます。軽い茶渋なら、この方法で十分落とすことができますよ。

作業に使うスポンジは普通の台所用のスポンジでもかまいませんが、スポンジの目に重曹が入り込んでしまって、思うような研磨効果が得られない場合があります。

そういう理由から、できればアクリルたわしを使うのがベストなんですね。

アクリルたわしは簡単に自分で作ることもできますし、ダイソーなどの100均でも手に入ります。



◎頑固な茶渋の場合 その1

  1. コップに小さじ1くらいの重曹を入れます。
  2. 沸騰したお湯をコップに注ぎ、そのまま5分以上放置します。
  3. 重曹水を捨てて、スポンジで軽くこすり洗いします。
  4. 水で洗い流します。

コップやマグカップ、湯のみには、こちらの方法が簡単ですね。

急須の場合は、次にご紹介する方法のほうが、急須全体がしっかり重曹水に浸かるので効果的です。


◎頑固な茶渋の場合 その2

  1. 鍋に水と重曹を入れます。水500ccに、重曹大さじ1が目安です。
  2. コップや湯のみ、急須などを鍋に入れ、中火にかけます。
  3. 沸騰したら火を止め、そのまま30分ほど放置します。
  4. コップなどを取り出し、茶渋が残っているところはスポンジでこすり洗いします。
  5. 急須の口などの洗いにくいところは、綿棒などでこすります。
  6. 水で洗い流します。
急須の注ぎ口を洗うときは、100均などで売っている細いブラシも便利です。先の細い、急須の注ぎ口用の洗浄ブラシも売っていますよ。



重曹には発泡性があります。急激に沸騰することがあるため、強火で加熱しないでください。作業には熱湯を使うので、やけどにはくれぐれも注意して作業してください。



落としにくいステンレス水筒の茶渋の落とし方はこちらでご紹介しています。
↓ ↓ ↓
ステンレスボトルの茶渋の落とし方!水筒の茶渋を簡単にキレイにする6つの方法



重曹を使ってステンレスのやかんの茶渋を落としてみた!


わが家で10年ほど使っているステンレスのやかん。ほぼ毎日、子供が学校に持っていくお茶を沸かしているので、茶渋がひどいことになっています(汗)



まずは、やかんに重曹を振りかけ、スポンジでこすりました。

・・・が、こんな感じ。



あまりにも放置しすぎた頑固な茶渋なので、若干スポンジに茶色いものが付いていましたが、茶渋はほとんどびくともしません(-_-;)




それなら重曹を溶かしたお湯に浸けるしかない!ということで、やかんに水5リットル(ほぼ満タン)と重曹を大さじ10杯ほど入れ中火にかけました。

火にかけるとすぐに小さい泡がプクプクとたくさん出てきて、ちょっとビビってしまいましたよ~(笑)でも、何も起こらなかったのでご安心ください。

やかんの上の方に茶渋が多く付いていたため、水をほぼ満タンまで入れ、吹きこぼれが心配なのでフタをせずに沸騰させました。

重曹水が沸騰すると、水だけを沸騰させたときよりも細かい泡がたくさん出ますが、吹き上がってあふれることはありませんでした。



※画像を見ると、やかんの周りにも小さい泡があるように写っていますが、実際は泡が飛んだりはしていません。


そして念のため朝までそのまま放置。さて、朝にはどんな状態になっているでしょう。

▼ ▼ ▼

翌朝、やかんの水の表面には、何やら湯あかのようなものが浮いていました。これって茶渋なのかも???

やかんのお湯を捨てて、こすり洗いをする前の状態 ↓ ↓ ↓

お湯を捨てたときに、茶渋が自然に少しペロンとはがれました。おぉ!なんだか茶渋が柔らかくなっている感じ。


少しだけこすり洗いをした後の状態 ↓ ↓ ↓

スポンジで少しこすっただけで、茶渋が落ちています!これ、けっこう快感(笑)




最終的には、ステンレスのやかんはほぼ新品のようにピッカピカに!!!

実はスポンジの柔らかい面でこすっただけでは落ち切らない頑固茶渋も少しあったので、仕上げにメラミンスポンジでこすりました。

やかんが大きいので、ゴシゴシこする手間はけっこうかかりましたが、基本的には重曹水をやかんで沸騰させてこするだけなので、作業的にはとても簡単ですよ。


やかんの表面も、水あかなどで表面がくもって全くツヤがない状態だったので、ついでに重曹とメラミンスポンジで濡らしたやかんの表面を磨きました。

すると、どうですか!! 顔が映るくらいピッカピカです!



以前、メラミンスポンジだけでこすったときは、ここまでキレイになりませんでした。

でも、今回は重曹を付けてこすったのでかなりキレイになりましたよ。これも重曹の研磨効果ですね。

うちのような10年物の頑固な茶渋も、この方法でスッキリ落ちました! 重曹を使った茶渋落とし、ぜひ試してみてくださいね。


アルミ製のやかんに重曹を使用すると黒ずみの原因になります。アルミ製のやかんには重曹を使用しないでください。




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茶渋を予防する方法は?


ここまでは重曹を使ったコップや湯のみ、急須の茶渋を落とし方をご紹介しました。

でも、茶渋をせっかくキレイに落としたら、これからはできるだけ茶渋を付けないようにしたいですよね。

茶渋はある程度予防できるので、これからご紹介する方法を試してみてください。

  1. 使ったあとは、できるだけ早く洗う
  2. すぐに洗えない場合は、水を張っておく、またはサッとすすぐだけでも効果あり
  3. 頑固な茶渋になる前に、重曹でこまめに茶渋を落とす
  4. コップなどを買ってきたら米のとぎ汁で煮る
  5. 陶器(土もの)より磁器を使う

飲み終わったコップや湯のみをそのまま放置すると、コップに茶渋が残ったままになります。

時間が経つと茶渋はどんどん落ちにくくなるので、できるだけ早く洗えば茶渋を予防することができますよ。

また、洗う時間がない場合はサッと水洗いするか、コップに水を張っておくだけでも予防効果があります。

あとは、定期的に重曹を使って茶渋を落とし、ためこまないようにするといいですね。


1番~3番は使った後の予防法ですが、4番はコップなどを使う前、特に新品の状態で米のとぎ汁で煮ておくと茶渋の予防に効果的です。

また5番に書いたように、信楽焼や美濃焼、常滑焼などいわゆる土ものの「陶器」は、表面がザラザラしていて粗いので茶渋が付きやすくなります。

茶渋が気になる場合は、食器を選ぶ際に表面がツルツルしている「磁器」を選ぶといいでしょう。

陶器の場合は、特に4番の方法を新品のうちにしておくことをおすすめします。茶渋だけでなく、臭いや油がしみ込みにくくなる効果もありますよ。




最後に




今回は重曹を使った茶渋の落とし方と、茶渋の予防法をご紹介しました。

  • 重曹を直接コップなどにつけてこすり洗いする方法
  • 重曹を溶かしたお湯を使う方法

まずは上の方法でやってみて、落ちないようなら下の方法を試してみましょう。

うちのやかんのように、頑固な茶渋が取れてピカピカになりますよ!

でも、熱湯を使う場合は、くれぐれもやけどには注意して安全第一を心がけてくださいね。

そして、茶渋を予防する方法は5つあるので、できることからやってみてください。

これでコップやマグカップ、湯のみ、急須などをいつもキレイな状態をキープできますね!

それでは、ピカピカのコップで気分よく美味しいお茶を飲んでくださいませ~♪

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2 Responses to “重曹を使った茶渋の簡単な落とし方!汚れたコップ・急須・やかんが驚くほどキレイに!”

  1. ゆきぴ より:

    こんばんは。
    ブログランキングからきました。
    重曹とメラミンスポンジでキレイに茶渋落ちるのですね。
    早速使ってみます。
    参考になりました。

    • しゃあ より:

      ゆきぴさん♪

      ご訪問ありがとうございます。
      重曹もメラミンスポンジもバッチリ落ちますので、
      ぜひ試してみてください!

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