濃口醤油と薄口醤油の違い!代用の方法と料理への使い分けは?

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料理のレシピに「薄口醤油」って書いてあるんだけど、家には普通の醤油しかないんだよね。普通の醤油って濃口だよね?濃口醤油薄口醤油って何が違うの?濃口醤油で代用しちゃってもいいのかな?


友達からこんな質問が来ました。彼女、新米の主婦なんです。

醤油と言うと「濃口醤油」のことを指すのが一般的ですね。生産量も濃口醤油が8割を占めています。

レシピに「醤油」と書いてある場合は、濃口醤油を使います。薄口醤油を使う場合は、「薄口醤油」とレシピで指定されていると思います。


では、醤油の濃口、薄口って何が違うのでしょう? 薄口っていうから「味が薄い」って思ってしまいませんか?

実は違うのはそこじゃないんですね~。

今回は、

  • 濃口醤油と薄口醤油の違い
  • 薄口醤油がないときは濃口醤油で代用できる?
  • 濃口醤油と薄口醤油の使い分け
についてご紹介します。

違いが分かると、料理にも上手く使い分けることができるようになりますよ!

それでは続きをご覧くださいね♪

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濃口醤油と薄口醤油の違い




濃口醤油と薄口醤油の大きな違いは

  • 塩分

です。それぞれの違いを詳しくみていきましょう。


色の違い


の違いは見た目に明らかですよね。

濃口醤油は色が濃く、薄口醤油は透けて見えるくらい色が薄いです。

濃口醤油と薄口醤油は、色の違いから「濃口」「薄口」という名前になっているんですね。

ちなみに、薄口醤油は「淡口(うすくち)」と書いて売られているものもあります。

また、スーパーで売られている醤油は「こいくち」「うすくち」という平仮名表記が多いですね。


濃口醤油は関東が発祥で、色が濃く、香りも強いのが特徴です。

薄口醤油は兵庫県が発祥地で、主に関西で使われています。

醤油は醸造期間が長くなると色が濃くなるのですが、薄口醤油は色を薄く仕上げるため、高濃度の塩分で発酵、熟成を抑えて、醸造期間を短くしています。

醸造期間
濃口醤油 長い 濃い
薄口醤油 短い 薄い

つまり、作り方の違いから、色の違う醤油ができ上がるってことですね。

だしの文化と言われる関西では、素材の色を生かすために色の薄い醤油が好んで使われています。

関西の家庭では、濃口醤油と薄口醤油の両方を常備している家が多いんですよ。わが家でも常に両方置いてます(*^^*)


余談ですが・・・

私は関西出身なので、うどんは薄口醤油でダシのきいたつゆでないと、どうも食べた気がしません(笑)

夫の転勤で茨城県に住んでいたとき、お店のうどんつゆの色があまりにも濃くてでビックリしました(@_@;)

つゆは黒っぽいしあまりダシの味がしなくて、「これじゃな~い!!!」って思いながらうどんを食べた思い出があります^^;

どん兵衛も関西風、関東風で、つゆの味が違いますしね。



塩分の違い


次は塩分の違いですが、実は薄口醤油の方が塩分が高いです。

料理の味付けに影響するので、ここはしっかり覚えておきましょう。

上でも書いたように、薄口醤油は高濃度の塩分で発酵と熟成を抑えて作るので、塩分が高くなっています。

「色が薄いから味も薄い」と勘違いして、濃口醤油と同じ量で薄口醤油を使うと、塩辛い料理になってしまいまうので気をつけてくださいね!

「薄口=塩分が低い」と勘違いされやすいので「淡口」と書いているメーカーもあるんです。


ちなみに、メーカー、商品によって多少の差はありますが、

  • 濃口醤油の塩分は16%程度
  • 薄口醤油の塩分は18%程度

となっています。

また、醤油大さじ1=約18gの塩の量は

  • 濃口醤油 2.6g
  • 薄口醤油 2.9g
※メーカーによって多少違います。

塩の量で比べると、濃口醤油より薄口醤油の方が1割ほど多くなっています。

濃口醤油と薄口醤油を代用する場合は、塩加減に注意が必要なのがよく分かりますね!


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その他の違い


色と塩分以外にも

  • 原料
  • 賞味期限

などが濃口醤油と薄口醤油では少し違います。


濃口醤油の原料は、大豆、小麦、塩です。薄口醤油はこれに米や甘酒、水あめなどを加えることもあります。


賞味期限はメーカー、保存容器によって設定されている長さが違いますが、薄口醤油の方が濃口醤油より賞味期限が半年ほど短くなっています。

それは、醤油は時間がたつほど酸化して、色が濃くなってしまうからなんです。

薄い色が特徴の薄口醤油には色の濃さの規定があり、色が濃くなると商品価値が下がります。

そのため、賞味期限も短く設定されているんですね。

もし薄口醤油をそれほど使うことがなければ、内容量の少ないものを購入して、色が濃くなってしまう前に早めに使い切るのがおすすめです。



薄口醤油がないときの代用方法




さて、レシピに「薄口醤油」と指定されているのに、家に薄口醤油がない場合、濃口醤油で代用はできるのでしょうか?

濃口醤油と薄口醤油は、塩分はもちろん香りも違うので、厳密に言えば分量を変えて代用しても、全く同じ仕上がりにはなりません。

ただし、それほどこだわらない自宅メニューであれば、代用することも可能です。

下の分量を目安に、味を見ながら調節してみてくださいね。

薄口醤油小さじ1の場合 濃口醤油 小さじ1/2+塩0.5g(少々)
薄口醤油大さじ1の場合 濃口醤油 大さじ1/2+塩1.5g(小さじ1/4)

一般家庭で0.5gや1.5gを計れるはかりを持っているおうちは少ないと思うので、指で計る方法をだいたいの目安にしてください。

<親指と人差し指の2本で塩をつまんだ場合>
● 塩の量(塩少々)0.3~0.5g

<親指、人差し指、中指の3本で塩をつまんだ場合>
● 塩の量(塩ひとつまみ)0.8~1g

これがだいたいの目安になります。

ただ、つまんで計る方法は個人差がけっこうあるんですよね^^;

なので、100均で売っている小さじの1/2の大きさの軽量スプーンをひとつ用意しておくと、いざというときに役に立ちそうです。




それでは、軽量スプーン小さじ1/2を使って、塩1.5gを計る方法を簡単にご紹介します。

塩は小さじ1/2のスプーンにすりきり1杯で約3gなので、塩1.5gの場合はその半分ですね。



小さじ1/2のスプーンで計った塩を、ヘラなどを使って半分にすれば約1.5gになります。

【1】山盛りにすくってヘラなどで表面をすり切りにします。


【2】ヘラなどで塩の半量を取り除きます。


半量を取り除くときは、なるべく先が平なヘラやアイスクリームスプーンなどを使うとやりやすいですよ。

私がよく使っているのは、このアイスクリームスプーンです。




また、サラサラの塩の場合は半分に区切るのは難しいので、その場合は軽量スプーンの深さの2/3が目安になります。(※底が丸い軽量スプーンの場合)

あと、薄口醤油を濃口醤油で代用する場合は、ダシを濃いめにするといいですよ。

逆に薄口醤油はあって濃口醤油がない場合は、レシピ通りの量を入れると塩辛くなってしまいます。薄口醤油を少なめに入れて味を見ながら少しずつ足して調節しましょう。

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濃口醤油と薄口醤油はどっちを使う?使い分けは?


次は、濃口醤油と薄口醤油の使い分けをご紹介します。

実は使い分けにハッキリとした決まりはないので、好みで好きな方を使えばOKです。

関東では濃口醤油、関西では薄口醤油が使われることが多く、家庭によって使い分けは様々なんですね。

ただ、料理によって向き不向きがあるので、それぞれに向いている料理をみていきましょう。


濃口醤油に向いている料理



  • しっかり味の煮物(肉じゃが、筑前煮、ぶり大根、豚の角煮など)
  • 青魚(サバ、いわしなど)の煮付け
  • すき焼き
  • きんぴら
  • 炊き込み御飯
  • 冷や奴などのかけしょうゆ
  • つくだ煮
  • 刺身
  • 炒めものの仕上げの香りづけ
  • おでん(関東風)


薄口醤油に向いている料理



  • 色をきれいに出したい煮物(煮しめ、野菜の煮物、高野豆腐などの豆腐加工品、練り物)
  • 白身魚の煮付け
  • おひたし
  • うどんつゆ(関西風)
  • お吸い物
  • だし巻きたまご
  • 親子丼
  • 卵とじ
  • 茶碗蒸し
  • おでん(関西風)

おでんや炊き込みご飯、カボチャの煮物などにどっちを使うかは、家庭によってけっこう分かれますね。

私は関西に住んでいますが、母親が炊き込みご飯には濃口醤油を使っていたので、炊き込みご飯は色が濃い方が馴染みがあるんですよね。

でも、薄口醤油で炊いた上品な感じの炊き込みご飯も好きなので、その日の具や気分で変えています。

中には、お刺身を食べるときは「絶対に薄口醤油」という友だちもいるんですよ。育った家庭の味って、本当に様々ですね。


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まとめ



今回は、

  • 濃口醤油と薄口醤油の違い
  • 薄口醤油がないときの代用方法
  • 濃口醤油と薄口醤油の使い分け
についてご紹介しました。


濃口醤油
  • 一番オーソドックスな醤油
  • 色が濃い
  • 塩分が薄口醤油より少ない
  • しっかり味の煮物やかけ醤油に向いている


薄口醤油
  • 色が薄い
  • 塩分が濃口醤油より多い
  • 色をきれいに出したい煮物やうどんのつゆに向いている

もしどちらかひとつにしたいなら、濃口醤油の方が使いみちは多いので、濃口醤油を常備しましょう。

薄口醤油はあまり使わないけど置いておきたい場合は、割高にはなりますが、小さいサイズをひとつ買っておくのがおすすめです。

濃口醤油と薄口醤油の違いを知って上手に使い分けることができると、料理のでき映えも違ってきます! 料理上手な奥さんを目指しましょ~!


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