大根の中に黒い筋や斑点が!これって食べられる?原因は病気やカビ?
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大根を切ると下の画像のように中に黒い筋が通っていたり、内側に黒い斑点の輪みたいなのがあって「これって何???」って思うことありますよね。
義母が畑で作った大根をもらったら、私も先日から立て続けにそんな大根に遭遇してしまいました^^;
↑この大根はまだ軽症かな?
もっと黒い部分が多いこともあります。こういう大根って、食べても大丈夫なのかなって心配になりますよね。
そこで今回は、
- 内側に黒い筋や斑点がある大根は食べられる?
- 黒い筋や斑点の原因は?
- 見分ける方法は?
- 大根のその他の症状
などについてご紹介します。参考にしてくださいね。
目次(クリックすると読みたいところにとびます)
大根の中の黒い筋や斑点について
ではまず、「内側に黒い筋や斑点がある大根は食べられるの?」という疑問にお答えしていきます。
黒い筋や斑点がある大根は食べられる?
結論から言うと・・・
でも、実はこのような症状の大根は病気にかかっているので、味や食感はいまいちかもしれません。(※病気については次の章で説明します)
見た目もよくないので、そのまま食べるのに抵抗があるようなら、黒い部分をできるだけ取り除いて調理しましょう。
食べられる部分が小さくなってしまいますけどね^^;
ただ、苦味が強い場合があるので、サラダなど生で食べる料理よりも煮物にする方が向いています。
この時のポイントは2つ
- お米の研ぎ汁で下茹でする
- 味付けは濃口醤油でする
お米のとぎ汁で下茹ですると、大根の苦味がやわらぐので、心配なときは下茹でしてから煮物にしましょう。
また、このとき使うのは濃口醤油の方がいいですよ。黒い部分が残っていても、醤油の色で多少目立ちにくくなります。
【醤油についてはコチラの記事で詳しく書いています。参考にしてください。】
↓ ↓ ↓
濃口醤油と薄口醤油の違い!代用の方法と料理への使い分けは?
先ほどサラダはいまいちかも・・・と書きましたが、私が先日もらった大根は黒い部分が割と少なかったので、黒い部分を取り除かずに千切りサラダにしました。
黒い部分が少々見えていましたが、千切りにするとあまり気になりませんでしたよ。それに普通の大根との味の違いは、特に感じませんでした。
でも、黒い部分を食べても問題はないと分かっても、見ると正直あまり気持ちのいいものではありませんよね。
それに黒い部分がかなり多いと、取り除いた後、食べるところがほとんど残らない・・・なんて場合もあります^^;
そんな時は、もったいないですが潔く諦めたほうがいいでしょう。
もし買ったお店のレシートが残っているようなら、お店に持って行けば交換か返金してもらえるかもしれません。面倒でなければ相談してみてくださいね。。
あと気をつけたいのが、大根そのものの状態です。
内側に黒い部分があっても、大根そのものがしっかりしていれば食べても問題はありません。でも、異臭がしたり、ブヨブヨしているようなら、大根自体が傷んでいる可能性があります。
そのような状態の場合は、食べずに処分してくださいね。
では、次は黒い筋や斑点の原因について説明していきます。
黒い筋や斑点の原因は?
大根の内側に黒い筋や斑点ができてしまうのは、大根の病気が原因です。
病気の種類としては
- バーティシリウム黒点病
- 萎黄(いおう)病
- 黒点輪腐病(こくてんわぐされびょう)
のどれかで、ともに現れる症状は似ています。
原因となるのは糸状菌(しじょうきん)というカビの一種で、土壌の伝染性の病気を引き起こします。
原因がカビの菌だと聞くと「気持ち悪い~(-_-;)」って思ってしまいますが、大根自体にカビが生えているわけではなく、人体に影響はありません。
あと、内側に黒い筋や斑点ができるのは、農薬の影響ではないので安心してくださいね。
気温が高い時期に栽培されるとこの病気にかかりやすいので、夏場の大根の方が病気にかかる確率は高くなるようです。
黒い筋や斑点を見分ける方法は?
これ大根なんだけどこの黒いのなんですか? pic.twitter.com/BC9XFfJUWv
— Daiki Hirano@NZで鍼灸院4月開業 (@daiki904) September 20, 2018
できればこんな大根に遭遇するのは避けたいものですよね。
では、中に黒い筋や斑点がある大根とない大根を、見分けることはできるのでしょうか?
病気にかかっていても外見は普通の大根で、内側が黒くなっているかどうかは切ってみないと分かりません。
一か八かの賭けみたいですね^^;
外見で見分けることができないので、生産者さん泣かせの厄介な症状なんだそうです。
「どうしてもそんな大根を買うのはイヤ!」というときは、半分に切り売りしている大根を買うしかありません。
切り売りの大根なら、切り口が確認できるので安心ですね。
もちろん、確認できるのは切り口の部分だけなので、その他の部分が黒くなっていることもあり得ます。
でも、黒いものに当たる確率は低くなりますね。
カットされていると新鮮さは落ちるような気がしますが、1本使い切る予定がないときは、切り売りタイプで内側を確認して買う方が安心ですね。
節約したい主婦的には、カット大根の方が若干割高になっていたりするので、できるだけ1本売りを買いたいところですが・・・^^;
大根のその他の症状について
ここまで、大根の中に黒い筋や斑点があった場合についてご紹介しましたが、他にも内側に出る「青アザ症(水晶現象)」という症状もあるので、簡単にご紹介しますね。
青あざ症の大根発見!!
— 姉崎ゆりな (@unagi_hearts) November 26, 2018
初めて見てググって病気とかではないそうなので
今晩のおかず、煮物にして食べようと思います(◍ ´ ˘ ` ◍) ❤ pic.twitter.com/3DEGYLSN2y
青あざ症は、大根の内側が透明~薄紫になるもので、夏場の大根に多い生理現象。水晶現象とも言われています。
確かに青あざのように見えてしまいますよね。ぶつけたの?殴られたの?って感じです^^;
こちらも切って初めてわかるものです。
内側が透明~薄紫になっているので、見た目は病気っぽいですよね。
でもこの症状は病気ではなく、乾燥や高温、ホウ素不足などが原因で発生します。
また、夏場に常温で長く置いたときなど、保存状態が悪いときも発生しやすくなります。
食べても問題はないのですが、黒い場合と同じように苦味が強かったり食感もイマイチな場合が多いです。
こちらも症状が広範囲の場合は、潔く諦めた方がいいでしょう。
でも、食べても問題がないのなら調理したい・・・と思いました?
その場合は黒い場合と同様に、お米のとぎ汁で下茹でして苦味を和らげてから、濃口醤油で煮物にしましょう。
また、大根おろしにすると、青い部分は目立ちにくくなります。
大根まるまる1本を大根おろしにするとけっこう大量になるので、みぞれ煮にしたり、みぞれ鍋にするとたくさん消費できますね。
余ってしまう場合は、製氷皿で小分けにして冷凍したり、ラップで1回分ずつ茶巾包みにして冷凍保存できます。
まとめて冷凍する場合は、ジップロックなどの「フリーザーバッグ」に入れて、なるべく空気を抜いて冷凍しましよう。
【白菜の黒い点についてもコチラで詳しく書いています。ぜひご覧ください。】
↓ ↓ ↓
白菜の黒い斑点は何?食べられるの?意外な正体と原因はコレ
まとめ
今回は
- 内側に黒い筋や斑点がある大根は食べられる?
- 黒い筋や斑点の原因は?
- 見分ける方法は?
- その他の大根の症状
などについてご紹介しました。
内容をまとめると
- 内側に黒い筋や斑点がある大根は食べても問題ない
- 黒い部分を取り除いて調理するのがオススメ
- 味や食感はイマイチかもしれない
- お米のとぎ汁で下茹ですると苦味がやわらぐ
- 料理にするときは濃い色合いの煮物がオススメ
- 黒い部分が広範囲の場合は潔く諦める
- 大根の内側に黒い筋や斑点ができるのは病気
- 原因はカビの一種で土壌伝染病
- 外見で見分ける方法はない
- カットしたものを買うと安心
- 大根の内側が青くなる青あざ症(水晶現象)がある
- 青あざ症は食べても問題ない
大根を切って黒い筋や斑点があったりするとドキッとしてしまいますが、体に影響はないので、できればありがたくいただきたいものです。
参考になれば幸いですm(_ _)m
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