油の捨て方は固めると驚くほど簡単♪凝固剤を使わない処分方法も5つ紹介!
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天ぷらやフライを作ると、最後にしないといけない作業が「使った油の処理」ですね。
オイルポットに入れて保存しておく場合はいいのですが、捨てる場合は、
使用済みの油って、どうやって捨てればいいの?
って悩みませんか?
油って液体だし、キッチンの流しにそのまま捨てちゃっていいのかな?
と色々迷うところですよね。
そこで今回は、
- 使用済みの油の簡単な捨て方
- その他の5つの処分方法
- 油を捨てるときの注意点
などについてご紹介します。ぜひ続きをご覧くださいね♪
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目次(クリックすると読みたいところにとびます)
一番簡単な捨て方は?
使用済みの油の一番簡単な捨て方は「凝固剤」を使って処理する方法です。
凝固剤で固めた油は、燃えるゴミ(家庭ゴミ)として捨てることができます。油に凝固剤を入れて固まるまで待ち、あとはゴミ袋に入れるだけなので簡単ですよね!
凝固剤は「固めるテンプル」という名前で売られている商品が有名です。
固めるテンプルはひと箱400円(10本入り)くらいで販売されています。1回で600mlの油まで処理できるので、少なめの油なら1本で足りると思います。
1回で1本使った場合は、1回当たり40円で捨てられることになりますね。
その他にも凝固剤は色々市販されています。スーパーの日用品コーナーやホームセンター、ドラッグストア、ダイソーなどの100円ショップなどで購入できますよ。
凝固剤を使うときに気を付けないといけないのが、入れるときの油の温度です。油の温度が低いと凝固剤が溶けないのでうまく固まりません。
注意点などはパッケージに記載されているので、しっかり確認してから油に入れてくださいね。
冷めてしまったときは、再度油を温めなおす必要があるので、温度には気をつけてくださいね。
あと、固まった油を天ぷら鍋やフライパンからはがすときに、少しずつはがして捨ててもいいのですが、一気にはがして捨てられると気持ちいいですよ~。
凝固剤で固まった油を一気にはがす裏ワザの動画を発見したので、参考にご覧ください。一気にツルンとはがれて気持ちいいですよ♪
凝固剤の代用になるもの
今日急に揚げ物をしたけど、凝固剤を買っておくのを忘れちゃった。何か家にあるもので代用することはできないのかな?
そうですよね。家にあるもので凝固剤の代用ができると便利ですよね。
実はどこの家庭にもある
- 片栗粉
- 小麦粉
- パン粉
が、凝固剤の代わりになるんです。
やり方は、油と同量くらいの片栗粉などを鍋にいれてかき混ぜます。入れるタイミングは、油がまだ温かいうちに入れてください。
市販の凝固剤のようにしっかり固まるわけではなくドロっとした感じになりますが、それをビニール袋などに入れて、口をしっかり縛ればOK!燃えるゴミとして処分できます。
ただ、油が少量の場合はよいのですが、油が多い場合、同量の片栗粉などを入れようと思うとけっこうな量になり、ちょっともったいない気がしますよね。
もしも調理の途中で残った小麦粉やパン粉があれば油の処理に使えますし、うっかり賞味期限が切れてしまった小麦粉などがたくさんあれば、捨てずに有効活用ができるので残しておくといいですね。
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その他の5つの処分方法
上の章では、一番簡単にできる凝固剤を使った油の処分方法をご紹介しました。油の捨て方は他にも5つあります。
- 牛乳パック使う方法
- ビニール袋を使う方法
- 吸わせるタイプを使う方法
- 自治体の指定場所で回収
- 回収している団体・企業を探す
それぞれ詳しくご紹介していきますね。
牛乳パックを使う
私が一番よくやるのが牛乳パックを使う方法です。わざわざ市販のものを買わなくても、家にあるものでできるのがポイントです。
◎牛乳パックで油を捨てる方法
牛乳パックに油を注ぐときは、かならず油が冷めてから作業を行ってください。熱いまま作業するとやけどをすることがあります。
- 牛乳パックの中に、新聞紙を丸めて入れる
- ビニール袋の中に新聞紙かキッチンペーパーを敷いて、その中に牛乳パックを立てる
- 手元にキッチンペーパーを2枚ほど用意しておく(必要なければ省略してください)
- 牛乳パックに油を注ぐ
- 自然発火防止に水を注ぐ
- 口をガムテープなどでしっかり閉じて、燃えるゴミで捨てる
新聞紙は、見開きのサイズを4分の1くらいに破って丸めて入れます。
油を注ぐときにこぼれてもいいように、先に紙を敷いたビニール袋の中に牛乳パックを立てておきます。
油を注いだあと、鍋肌をつたって油が垂れることが多いです。手がふさがっていてキッチンペーパーが取れな~い!とならないように、前もって垂れた油を拭くためのキッチンペーパーを用意しておきます。
牛乳パックは不安定なので、油を注いだときに倒れないように気をつけてください。
油は処理の仕方によっては、自然発火する場合があります。自然発火を防止するために、水を一緒に入れておきます。
私は布製のガムテープで、十字になるようにガッツリ閉じて捨てています。
1つの牛乳パックで処理できる油の量は、だいたい500mlくらいです。量が多い場合は、あふれてしまわないように気をつけて注いでください。
最近は家で新聞を取っていないという家庭も増えているので、新聞紙がない場合は古くなったTシャツや下着類が、新聞紙の代わりに詰め物として使えます。衣類は綿100%が一番よく油を吸います。日頃から油を捨てるときのために、古い下着類を残しておくといいですね。
他にも、電話帳、マンガ雑誌、キッチンペーパー、トイレットペーパーでも代用できますよ。
ビニール袋を使う
ビニール袋を使う場合も、かならず油が冷めてから作業してください。
やり方は牛乳パックと同じように、中に詰め物をして、そこに油を注ぎます。
ビニール袋の場合、丸めた新聞紙を入れると穴が空く場合があるので、できるだけ厚めの袋を使って、2重にしておくと安心ですね。
袋を立てて直接油を注ぐと、不安定で倒れたりすることがあるので、三角コーナーやボウルの中に立てて注ぐと、袋が倒れる心配がありません。
自然発火防止のため水も一緒に入れて、最後に輪ゴムやテープで、できるだけ空気が入らないように口をキッチリ閉じて終了。燃えるゴミとして処分してください。
新聞紙やキッチンペーパーを詰める代わりに、もし余っている紙おむつやナプキンがあれば、中に入れてもいいですね。
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吸わせるタイプ
油の処理用に吸わせるタイプのものが市販されています。こちらも「吸わせるテンプル」が有名ですね。
吸わせるテンプル以外でも、100円ショップやドラッグストアで吸わせるタイプのものが販売されています。
以前、ドラッグストアで売っていた吸わせるタイプの処理剤(吸わせるテンプルではありません)を購入したことがあって使ってみたのですが…実はあんまり油を上手く吸ってくれませんでした(;´д`)トホホ…
結局その吸わせるタイプの処理剤をビニール袋に入れて、さらにキッチンペーパーを足して、油をそこに入れて捨てました。
私的には、吸わせるタイプは少量の油の処理向きかな~という感想です。
あと、市販のものではないのですが、トイレットペーパーや雑誌などを、直接油の鍋の中に入れて油を吸収させる、ちょっと荒業な方法もあります。
この方法を試すときも、やけどの危険がありますので、かならず油が冷めてから作業してくださいね。
トイレットペーパーはロールのまま、直接鍋の中に立てて入れてください。途中で上下をひっくり返してくださいね。
雑誌はファッション誌などではなく、週刊誌やマンガ雑誌などのザラザラした紙の方が油をよく吸います。
油を吸ったトイレットペーパーや雑誌は、ビニール袋などに入れてしっかり口を閉じ、燃えるゴミで捨ててください。
自治体の指定場所で回収
車の燃料として再利用するために、使用済みの廃食用油を回収している自治体がけっこう増えています。
私が住んでいる市でも、月に1回、廃食用油の回収日があって、回収用の缶に入れることになっています。自治体によって回収方法が異なり、ペットボトルに入れてゴミ集積所に出しておくところもあるようです。
お住いの自治体で廃食用油の回収をしている場合は、ホームページやゴミの捨て方が載ったガイドブックに載っているはずですので、回収日や出し方を確かめてみてください。
もし分からなければ、役所に電話で問い合わせると教えてもらえます。
捨てればゴミですが、燃料として再利用されるならエコになっていいですよね。お住いの自治体で回収している場合は、ぜひ利用してみてください。
回収している団体を探す
自治体以外でも油を回収している企業などがあり、イオンやマックスバリュなどのスーパーで回収しているところもあります。
また、ファミレスのびっくりドンキーでも回収の取り組みをしているので、近くにお店があればチェックしてみてください。
こちらのサイトでは、回収しているところが掲載されていますので、参考にしてくださいね。
天ぷら油回収マップ⇒http://fukup.info/tempura/
また、ガソリンスタンドでも廃油を回収しているところがあるので、行きつけのガソリンスタンドで問い合わてみるといいですね。
回収に持っていくためには、ペットボトルなどに入れて保存しておいてください。
ペットボトルの口は細いので、直接油を注ぐのは難しいですよね。そういうときは、100円ショップで売っているロート(じょうご)をひとつ油専用にしておくといいですよ。
ちなみに、こちらのじょうごは100円ショップのものではありませんが、ペットボトルに特化したロート(じょうご)で、とても便利で私も愛用しています。
ペットボトルは軽くて不安定なので、注ぐときにロートを手で持っていないと倒れそうで危ないのですが、こちらのロートは、口に差すとぴったりはまって安定するので、ロートから手を離しても大丈夫なんです。
それにスルスルッと高速で液体が入って行き、詰まることがなくて快適ですよ。
危険な自然発火を防ぐには?
揚げ物の後の油の処理で怖いのは、処理方法が原因で自然発火するケースです。
自然発火を防ぐためには、
自然発火は、油が空気に触れて酸化することで熱が発生し、その熱がどんどんたまっていくことで起こります。
なので、油の温度と空気には要注意です。くれぐれも気をつけてくださいね。
流しやトイレに流していいの?
油は液体なので、キッチンの流しやトイレに流してしまえばいいんじゃないの?と思うかもしれませんが、それは絶対にやめてくださいね。
環境にも悪いですし、配水管の詰まりの原因にもなります。排水管が詰まってしまうと、掃除を専門業者に依頼しないといけなくなり、何かと大変です。
油はくれぐれも流しやトイレに流さないようにしてください。
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まとめ
いかがでしたか?揚げ物などの後の油の捨て方についてご紹介しましたが、参考になりましたでしょうか?
今回ご紹介した方法のポイントは、「一番簡単なのは凝固剤を使う方法」でした。
でも、捨てるものにお金をかけたくないな~という人もいますよね。そういう場合は、牛乳パックかビニール袋の方法がオススメです。これなら処理にほとんど費用がかかりません。
気を付けないといけないのは、自然発火の原因の油の温度と空気。
油をしっかり冷ましておけば、ほぼ大丈夫とは思いますが、油の処理が原因で火事になってしまった…なんてことにならないように気を付けるに越したことないですね。
参考になれば幸いですm(_ _)m
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