お守りの処分方法!郵送や違う神社に返納したり自分で処分してもバチが当たらない?

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おばあちゃんが孫のために…と、毎年のように送ってくれる交通安全のお守り



届いたらその都度、新しいものと取り替えるけど、古いお守りがたまっていく一方で…。

「古いお守りがたまってきたし処分したいけど、お守りってどうやって処分すればいいの?」って悩んでいませんか?

お守りは、良いことがあるように、または災いが起きないようにと願って持つもの。

神様や仏様が関係するものなので、「何かあったらどうしよう…」と思うと、適当には処分できないですよね。

そこで今回は、

  • お守りの基本的な処分の方法
  • お守りを違う神社やお寺で処分(返納)しても大丈夫?
  • お守りを郵送で処分(返納)してもいい?
  • お守りを自宅で処分する方法はあるの?
  • お守りの有効期限とは?

  • この5つのポイントについてお話したいと思います。ぜひご覧ください。

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    お守りの処分方法の基本は?


    お守りは、授かった神社やお寺にお返し(返納)するのが基本です。

    大きな神社に行くと、古いお守りを入れる箱がたいてい置いてありますので、そこに入れて返納します。



  • 「古札お納め所」
  • 「古神札納所」
  • 「古神符納所」
  • 「古いお札・お守り納め所」

  • このような表示がされている場所があるので、そこに設置されている箱などに入れて返納してください。

    返納されたお守りなどは、神社でまとめてお焚き上げ(おたきあげ)などをしてくれます。

    神社によって、返納する場所を一年中設置しているところと、年末年始の参拝客が多い時期だけ設置している場合があります。

    もしも返納する場所が見当たらないな~という時は、社務所などで神社の方に聞くと場所を教えてくれます。

    また、小さい神社などでは、返納する場所を作っていない神社あります。その場合は、直接神社の方にお願いすれば引き取ってくれることもあるので、直接聞いてみてくださいね。

    返納所におさい銭箱がある場合は、お守りと同等の金額を入れて、神仏のご加護に感謝しながらお返しするのが一般的とされています。

    基本的には神社のお守りは神社へ。お寺のお守りはお寺へ返納するのが一番いいので、覚えておいてください。

    ◎POINT◎
    • お守りは、基本的に授かった神社やお寺にお返しする
    • 納めるときは返納所などの箱に入れる、または直接お願いする
    • お守りは神社のものは神社へ、お寺のものはお寺へが基本


    違う神社やお寺でも大丈夫?


    「お守りの基本的な処分(返納)方法は分かったよ~!」

    でも、「おばあちゃんが送ってくれるお守りは、近くの神社のものじゃないから、自分では返しに行けないな~」という場合もありますよね。

    お守りを授かった神社やお寺が遠方だったり、人からもらったお守りだった場合、授かった神社やお寺にお返しするのは難しいことがけっこうあります。

    こんなときはどうすればいいのでしょうか?

    お守りを授かった神社に直接返しに行けない場合は、近くの神社に返納しても大丈夫です。

    お寺の場合も違うお寺でも大丈夫ですが、お寺には宗派があるのでそこは要注意です。

    もしも違う宗派のものを返納したい場合は、できればお寺の方(ご住職など)にお伺いしてからの方がいいでしょう。

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    郵送で処分(返納)できる?


    お守りを違う神社にお返ししてもいいのは分かったけど、「でも、やっぱり授かった神社にお返ししたいな…」という場合は、郵送でお願いするという方法があります。



    その場合は、かならず返納したい神社やお寺に電話で問い合わせてから郵送してください。

    勝手に送りつけるのはマナー違反になりますので、気を付けたいですね。

    封筒の表書きに「お焚き上げ希望」と書いて、できれば一筆添えてお願いしてください。

    HPなどがあるような大きな神社では、お守りやお札等をお焚き上げする日が載っている場合があります。

    郵送で受け付けてくれるかどうかも書いてあったりしますので、大きな神社の場合は、HPがないか最初にチェックしてみるといいですよ。


    お守りだけ送る場合は、普通郵便で送ることができますが、お焚き上げ料が必要になることもあります。

    現金はお守りと一緒に普通郵便で送ることはできないので、気をつけてください。

    現金書留なら品物や手紙も同封できるので、お守りも一緒に送ることができますよ。

    また、現金の代わりに「定額小為替(ていがくこがわせ)」を使って送ることもできます。

    定額小為替とは?
    現金を定額小為替証書に換えて送付する送金方法です。少額の送金に便利です。
    出典:http://www.jp-bank.japanpost.jp/kojin/sokin/hikoza/kj_sk_hkz_kogawase.html


    定額小為替ってなかなか購入する機会はないですよね。

    でも、定額小為替は郵便局で購入できるので、窓口で「◯◯円分の定額小為替をください。」と言えば大丈夫です。(手数料が必要です。)

    定額小為替の場合は、現金とは違い普通郵便で送ることができます。もし、保障が必要な場合は、簡易書留などで送ります。

    神社に問い合わせた時に、「お焚き上げ料は不要です」と言われたり、「お気持ちで」と言われることもあります。

    「お気持ちで」と言われた場合は、お守りの値段が目安になるので、その金額を同封して送ってください。

    お守りの値段の相場はだいたい500円です。送りたいお守りの値段がハッキリ分からない場合は、参考にしてください。


    また、送る際はできれば一筆添えるのが望ましいので、参考までに文例を載せておきますね。(こうでないとダメ!という決まりはないですよ。)

    ◎手紙の文例

    先日、お電話させていただきました◯◯と申します。(←先に電話で問い合わせた場合)

    ◯◯神社のお守りのおかげで、一年間無事に過ごすことができました。

    (安産のお守りの場合は、「おかげさまで、無事に出産を終えることができました。」など)

    本来は直接伺いお守りをお返しするべきですが、住まいが遠方ですので郵送にて失礼させていただきます。

    わずかばかりではございますが初穂料をお納め致します。

    お焚き上げしていただきますよう、よろしくお願いします。


    もしお守りがいくつかあって、1つ1つ返納するのが難しい場合、返納を代行してくれる協会があるので、そのような団体にお願いしてみてもいいかもしれません。(有料です)

    「古札管理協会」では、年中無休で匿名、郵送で、全ての神社、お寺のお守りを受け付けてくれます。
    ⇒「古札管理協会」 http://www.omamori-ohuda.jp/

    こちらの団体でもお守り、お札等のお焚き上げをしてもらえます。
    ⇒「焚上協会」 http://www.takiage.jp/info/


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    自宅で処分する方法はあるの?




    お守りは神社やお寺にお返しするのが一番良い方法ですが、仕事などで忙しくなかなか神社に行く時間もない場合、「自宅で処分する方法ってないのかな?」って思いますよね。

    神社やお寺に返納できないときは、自分で処分する方法があります。

    自分で処分する場合は、「お清めの塩」を使います。

    【用意するもの】
  • 白い紙(半紙がベター。なければコピー用紙など)
  • 粗塩
  • ※粗塩は使う量が少ないので、家にない場合はダイソーなどの100円ショップで売っているもので十分です。


    【やり方】
    1. 半紙にお守りをのせる
    2. 粗塩をひとつまみかける
    3. ご加護に感謝しながらお守りを包む
    4. 燃えるゴミと一緒に処分する

    燃えるゴミと一緒に…というのはちょっと気がひける場合、自宅の庭などで燃やしてしまう方法もあります。

    ただ、ご近所に迷惑がかからないほど自宅の庭が広い場合は良いのですが、最近は安全に配慮して、たき火などは行わないようになってきています。ですので、庭などで焼く方法はあまりオススメできません。

    家庭のゴミと一緒に処分したとしても、神様のご加護に感謝する気持ちを持っていれば、気持ち良く処分ことができると思いますので、家庭ゴミと一緒に処分する方法をオススメします。

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    お守りの有効期限とは?


    ここまで、お守りの処分(返納)方法についてご紹介してきましたが、

    「ひとつのお守りをずっと持っているといけないのかな?」
    「お守りって有効期限があるのかな?」


    こんな風に、お守りはどのタイミングで処分(返納)すればいいの?って思うこともありますよね。


    一般的にお守りの有効期限は「基本的に1年」とされています。

    お守りは神様のご加護をいただくもので、そもそもご加護自体に有効期限はないのです。

    でも、お守りは時間とともに汚れたり痛んだりしてきます。

    そうなるとお守りの効力も弱まってしまうので、できれば1年を目安に新しいお守りに取り替えていきましょう…ということなんです。

    だから、おばあちゃんは交通安全のお守りを毎年送ってくれるんですね。

    ただ、絶対に1年で取り替えなくてはいけないというものでもなく、自分が大切に持っていたいお守りであれば、ずっと持っていても大丈夫です。


    まとめ


    いかがでしたか?お守りの処分(返納)の方法などについて詳しくご紹介しましたが、参考になりましたでしょうか?

    今回のPOINTは、
  • お守りの基本的な処分の方法は、授かった神社やお寺に返納しに行く
  • お守りを違う神社やお寺に返納することもできる
  • お守りを郵送で返納することもできる
  • お守りを自宅で処分する場合は、半紙と粗塩で清めてから
  • お守りの有効期限は基本的には1年

  • おばあちゃんがお守りを送ってくれるのなら、返納するのもおばあちゃんにお願いしたり、帰省する際にお参りがてら返納しに行くのもいいですね。

    今回ご紹介したどの方法でも、ご加護に感謝する気持ちを持ってすればバチが当たることはありません。

    こうしないとダメ!という決まりはないので、基本の方法をおさえつつも、気持ち次第でどうするか決めるといいと思いますよ。


    最後まで読んでいただき、ありがとうございましたm(_ _)m

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